胡蝶蘭は、個人のギフトや取引先の慶事の贈り物としてよく選ばれます。とても華やかで上品ですので、もらった時は本当に喜んでいただけるのが贈り主としても嬉しいですよね。
でも胡蝶蘭をいただいた後、どのように管理したらいいか、いただいたその後の育て方については正直あまりわかっていません。そこで今回はお祝い事で胡蝶蘭をいただいたその後、どのように飾りどのようにして楽しむのがよいのかお伝えしていきます。
胡蝶蘭を飾る場所
胡蝶蘭は暑さや寒さに弱いので極端に暑い・寒い場所、そして常時直射日光があたるところは避けてください。その上で、やはりいただきものですので、目立つ場所・目に見える場所に飾るのがおすすめです。
個人でいただいた場合は、上記の環境面に配慮した上で、見るだけでとにかく気分が上がるところにおいて楽しむのがいいでしょう。
企業間の取引先の場合、配置における明確なマナーや規定はないですが、取引先との関係性や、いただいた胡蝶蘭のサイズ、色・全体の配置等を考慮してそれぞれの胡蝶蘭が一番輝く配置に飾るのがベターです。
街中でよく開業・開店時にエントランスに飾られているのをお見かけしますよね。入り口にあるだけでその場がとても美しく彩られますので、待合室やエントランス付近へ飾るのはとてもおすすめです。
飾る期間の目安
取引先からいただいた胡蝶蘭を飾るのは一般的に1週間~10日程度とされています。もちろん胡蝶蘭自体は日持ちするお花ですので、よっぽどでなければ10日程度では枯れはしません。
ただし生きたお花ですので、最初に比べると少し元気がなくなってきます。そうなると胡蝶蘭自体の印象もかわってきますので、目立つエントランス等に飾る期間としては1週間~10日程度を目安とされることが多いです。
個人で楽しまれる場合はもちろんずっと飾っていても良いです。長ければ1〜2ヶ月程度持つこともありますので、贈り主のお顔を想像しながら日々感謝するのもいいですね。敬老の日などでいただいた胡蝶蘭であれば離れて暮らすお孫さんやご家族の顔が浮かんでくることでしょう。水やりの頻度は2週間~3週間に1回程度で大丈夫です。与えすぎに注意しましょう。
胡蝶蘭の処分方法
一定期間飾った後に役目を終えた胡蝶蘭を、どのように処分すればよいのでしょうか?
贈り主側は届いた瞬間の相手の顔は想像しますが、贈った相手(取引先)が処分する時が来ることまで想像しているかと言われると自信がもてないですよね。
実は一般的な胡蝶蘭には、より綺麗にお花が輝くようにワイヤー等が入っていたり処分については大変な手間がかかります。胡蝶蘭を処分する専門業者も存在している程です。そうなると当然コストもかかってしまいます。そんな胡蝶蘭が取引先から多数届いていると考えると、結構な手間がかかるんだと容易に想像できますよね。
例えば一例ですが以下の画像を見てください。
通常このように鉢の中には発泡スチロールなど素材が入っていて、支柱・土・鉢の分別なども大変です。個人であれば来年もまたお花をつける楽しみとして廃棄せずに育てるのも1つですが、オフィスではいわゆる産業廃棄物となってしまいます。これは仕方がないことではありますが、せっかくの慶事後に大量の産業廃棄物が出てしまうというのはちょっと課題が残るところでもあります。
その課題に着目されたのが和歌山県有田市にあります胡蝶蘭生産者、ヒカル・オーキッド様。産業廃棄物を一切出さない「産業廃棄物ゼロの胡蝶蘭」を目指して新しい胡蝶蘭のシリーズをリリースされています。”フォアスPREMIUMシリーズ”がSDGs仕様の新しい胡蝶蘭スタイルとして今注目を浴びているところなのです。
SDGs仕様のフォアスPREMIUM
フォアスPREMIUMシリーズは不燃素材を使用していません。不燃素材がないだけでも圧倒的に処理が楽ですよね。そして処分が楽という利点だけでなく、紙製もしくは木製の外鉢にしたことで一般的な胡蝶蘭と比較しても軽量で、担当となる事務員さんや経理の方や、女性が多い部署・職場であっても持ち運びが楽といった利点までついていきます。
また、フォアスPREMIUMシリーズには胡蝶蘭を回収することができるクーポンもついています。役目を果たした胡蝶蘭を廃棄するのではなく、生産者であるヒカル・オーキッドへ返送することで、再育生し、新たに商品化する仕組みも整えています。環境に配慮したまさしくSDGsとしてふさわしい胡蝶蘭がこのフォアスPREMIUMなのです。これから取引先に胡蝶蘭を贈る機会がある方は参考にしてください。
まとめ
今回は胡蝶蘭をもらったその後の飾り方や、処分についてお伝えしてきました。胡蝶蘭は存在だけで心まで豊かにしてくれる不思議な力をもったお花です。いただいた側としては心から贈り主(取引先)への感謝をもって胡蝶蘭を楽しむのが一番のお礼になるのかもしれませんね。
贈り主となる場合は、役目を終える最後の部分まで、相手への配慮を持つとワンランク上の配慮ができる取引先という印象を与えることができます。三方よしとはまさにこの事です。